平成24年度第2回就労部会 議事録

日 時

平成24年12月20日(木) 13:30~15:30

 
会 場

南魚沼市ふれ愛支援センター 2階大会議室

 
部会長
中澤サービス管理責任者(魚野の家)
 
担当事務局
渡辺係長(南魚沼市福祉課障がい福祉係)
 
書記
高橋相談員(相談支援センターみなみうおぬま)
 
参集者

新潟県南魚沼地域振興局健康福祉環境部 高橋 地域福祉課課長代理
ハローワーク南魚沼 柴野 統括指導官
新潟県立小出特別支援学校 庭野 進路部副主事
(社福)桐鈴会 黒岩 理事長
障がい者就業・生活支援センターあおぞら 高橋 主任就業支援ワーカー
障がい者就業・生活支援センターあおぞら 池田 就労支援コーディネーター
セルプこぶし工房 黒田 サービス管理責任者
ドリームハウス 小幡 施設長
相談支援センターみなみうおぬま 高橋 相談員(書記)
魚野の家 中澤 サービス管理責任者(部会長)
南魚沼市福祉課障がい福祉係 渡辺 係長(事務局)

(計11名)(順不同)
議題
  1. 南魚沼地域の就労系事業所の利用状況と今後の展開について
  2. 障害者優先調達推進法の対応について
  3. 企業訪問の状況について
  4. その他
記録
1. 南魚沼地域の就労系事業所の利用状況と今後の展開について
 資料の数字で見た場合、南魚沼地域全体としては就労系事業所の不足はない。しかし、個別の施設で見ていくと、南魚沼福祉会のこぶし工房と魚野の家ではB型が不足している状況。ドリームハウスは空きがある状況。来年度は、桐鈴会の工房とんとん(B型、14名)ができること、南魚沼福祉会のこぶし工房も定員を5名増員の予定があり不足はない見込み。ただし、平成26年以降になると不足が見込まれる。
 こぶし工房では、今後も利用者増の傾向が見込まれる。食品を扱っている都合上、既存の建物が有効に利用できない課題もあり、狭い空間で多くの人数が作業している状況である。また、駐車場が慢性的に不足している。そのため、ハード面の整備が必要と考え、隣接する市の土地を購入することを検討しているところ。皆さんにご理解いただきたい。
 ドリームハウスでは、定員15名に対し半数の利用であり、空きがある状況。利用者確保のためにも、来年より利用料を9,000円→7,000円に引き下げる予定。
 小出特別支援学校の卒業生を見てみると、卒業後就労訓練→就労を希望される方が多い状況。地域活動より就労支援継続B型を希望される傾向にある。
 工房とんとんでは、生活介護は溢れるくらい利用予定者が確保できているが、B型の方は定員の半数以下しか利用予定者が確保できていない。来年1月か2月に説明会を実施する予定。南魚沼地域内で利用人数の調整ができるとよいが…。→個別のケースで検討していく方向で話合った。工房とんとんの事業開始後の方が利用検討しやすいと思われるが、地域資源の有効利用という点において相談支援センターが一定の役割を担うことは確実。生活介護の定員を増やす案についても検討するが、現時点で事業内容の変更は難しいかもしれない。工房とんとんの隣にケアホームを来年3月着工の予定。
 まとめ
 こぶし工房は上記の通りハード面での課題があり市の土地の購入を希望しているが、市としては工房とんとん、ドリームハウスに空きがある状況なので、土地の売買については、地域(自立支援協議会)の理解と賛同を得た上で進めたい。
 今回の部会では、空きがある事業所は利用者確保の不安などもあり、市が土地を売却する件については一概に賛成も反対もできず、結論は出なかった。
 現在の状況を全体会へ報告していくこととする。
 こぶし工房の現状と、工房とんとん、ドリームハウスの利用者確保について引き続き地域の検討課題としていく。
2. 障害者優先調達推進法の対応について
  • 魚沼基幹病院への要望書と同様の書類を市立病院へも挙げること。
  • それぞれの事業所で何ができるか(どのような実績があるか)アンケートをまとめ、提言書を作成して市に挙げること。振興局へも挙げる。
    以上、2点を全体会へ示していく。
    要望書作成、アンケート集計は部会長中心で行う。
    官公需受注実績のあるこぶし工房からもアンケート集計は手伝っていただきたい。
3. 企業訪問の状況について
  • 振興局
    ハローワークの企業訪問に同行。平成25年1月~予定。
  • 特別支援学校
    実習のための企業訪問は実施した。就職に結びつく例もあると思われる。
  • ハローワーク
    個別にマッチングを図っていくための企業訪問は随時実施している。平成24年4月以降、50人以上の障害者雇用率対象の企業に対して順次訪問していく予定。柴野さんより、就職できない就業系事業所の利用もないグレーゾーンの方に対する支援事業の必要性を感じているとの話があり、市で学生の企業実習のようなことができないか提案があった。
  • あおぞら
    就労コーディネーターとして、地域の企業訪問300件程実施。雇用しようとする障害者に対して、事業所の受入体制作りや受入れる為の環境作りができるかどうかが雇用継続のポイントとして見えてきた。加えて、送り出し側の見極めも大切。地域特性として、比較的小規模の企業に雇用されるケースが多いようだ。
4. その他
  • 特別支援学校卒業生の直接B型利用について、平成24年度卒業生は可。平成25年度卒業生については未定だが、来年3月までに国から示される予定。今年度予定されていた「あおぞら」のモデル事業にも県からの予算がつかず実施できていない。
  • 黒岩さんから、ITサポート事業の簡単な紹介があった。新潟市ではすでに実施されているらしい。コミュニケーションの手段として、パソコンを活用するもの。
  • 部会長から、運営委員会で来年度は日程を具体的に決めて、定期的に部会を実施していくこととの報告があった。