平成26年度 第2回相談支援部会 議事録

会議名 平成26年度 第2回相談支援部会
場 所 南魚沼市ふれ愛支援センター 2F大会議室
(南魚沼市坂戸399-1 銭淵公園脇)
日 時 平成26年8月12日(火) 9:30~11:30
参集者
南魚沼地域振興局健康福祉環境部地域福祉課 堀内 課長代理
五日町病院 古澤 福祉医療相談室長
工房とんとん 星野 管理者
魚沼圏域障害者地域生活支援センターみなみうおぬま 堀口 専門相談員
まきはたの里 堀 副施設長兼サービス管理責任者
まきはたの里 佐藤 相談支援専門員
相談支援センターみなみうおぬま 江部 施設長(部会長)
南魚沼市福祉課障がい福祉係 小林 係長(事務局)
南魚沼市福祉課障がい福祉係 平賀 主任(事務局)
湯沢町役場 健康福祉課 福祉介護班 貝瀬 主事補(事務局)
議題
  1. 計画相談の進め方について
  2. 支援を行う上での課題について
記録
1 計画相談の進め方について
江部
施設入所中の方は計画策定時期を調整して作っていく。この作成ペースだと湯沢町は年度内に終わる。施設入所者については、六花園、コロニーの対象者は8月中に終了予定。長岡療育園、西新潟中央病院などをどう対応するか。桐樹園を新規に事業所を立ち上げるマイトーラに依頼できるか検討中。
小林
マイトーラ職員が9月末に研修が終わるのなら、10月1日付ですぐ計画作成開始は相談支援専門員のスキル等を考えた場合、難しいのではないか。
江部
マイトーラは自事業所入所中の方の計画作成を優先して行っていただき、そのうえで地域の対象者を数名できるかどうか依頼していく形で考えている。
平賀
光道園(福井)は先方の事業所に作成の依頼を行う予定で、事前の交渉は実施済み。のぞみの園も同様の対応で考えている。
江部
サービス提供事業所としての要望はあるか。
星野
施設職員に早めに言ってもらえば予定の調整可能。メンバーの状態は事業所からコメントができる。事前に聞き取りをして掘り下げておけば計画・モニタリングのお手伝いができるかと。
江部
施設入所支援の方の計画作成を行う中で、「帰りたい」というニーズを話す方がいらっしゃったが、①単に帰省したいのか、②これからの人生を自立して生活したいのか、ニュアンスの違いは読み取りにくかった。相談支援専門員だけではアセスメントを深めることは関わりの時間的に難しいので、事業所側から事前にアセスメント情報や個別支援計画の準備を行っていただけると、業務遂行がスムーズになり大変ありがたい。
2 支援を行う上での課題について
江部
「宿題」をそれぞれ発表してもらう。
専門員が6人に対して3000人以上の障がい者。うち計画作成対象者は430人程度。相談支援専門員1人あたり約600人という状況。この計画作成対象者以外のところへのアプローチ、長期入院や入所の方の地域移行、また障がい児に関しては、就学前からチームで対応を検討して、将来的な自立を幼少期から考えていくことが大切で、そこにアプローチしきれていないことが課題。児に関してはサービスが全くないのも課題と言える。
小林
児童発達支援センターに関しては人数が足りないかもしれない。
魚沼市(かけはし)、十日町市は国の方針が出るよりも前に設置。
堀内
基幹センター立ち上げのお願いが国や県からある。
江部
県内で設置しているのは五泉市、燕市のみ。話を聞いても運営や基幹の動きなどの整理等なかなか大変そう。
古澤
アルコール依存症のニーズもある。精神科の治療のところにアルコール依存がないところも多い。自立支援協議会でも取り扱いたい。ケア会議では退院に向けての話が増えた。
江部
本来は上記のような方に対応していかなければならないが、計画作成のボリュームが大きく、なかなか個別支援を丁寧に行えていない。
堀内
業務量がすごい。1人あたり何件のサービス等利用計画作成が適正かという基準を県が示していない。今後も示せないかもしれない。
小林
市町村で適正な予算を取るには1人あたりの適正計画作成数といった情報が必要。基準がないので財政班に示しにくい。
江部
次年度の報酬改定で加算で賃金を増やす提案も出ているとの情報あり。
小林
湯沢町にも相談事業所、相談支援専門員を配置したほうが良いと感じている。みなみうおぬまのみでは距離も含め課題が多いのでは。
佐藤
湯沢町のヘルパーが不足していると感じている。今年度2名減となり、サービスの支給量があっても使えないというケースが3、4件となっている。
小林
介護保険対応のヘルパーは余っているようだが、障がい対応できるヘルパーが足りないのか。
江部
介護保険でも障がいしゃ対応でも使いたい時間が被ってしまうことが多い(夕方など)。
障がい児について、つなぐ先の難易度が上がっている。8件児童のショートステイの要望があがってきているが、重症心身障がい児の受け入れはまきはたでは難しい。まかろん登録51名で、夏休み等の利用に関しては家族にも協力依頼をし、調整を行った。
小林
手帳がない子供への対応は難しい。なかなか福祉が届かない。
古澤
児童はケア会議があまりない。そもそもどこが中心になって動かしていくのか、今一つはっきりしない。学校との連携も現時点ではあまりない。
まかろんでの対応は利用者が多すぎて1人1人をよく見られない。相談支援センターにへつなぐとしても相談支援専門員自体が計画作成に追われており、なかなかお願いできない。
江部
UDで気になる、とした子が支援なく学童保育で炎上したケース有り。日中一時支援は地域生活支援事業のため、計画作成が発生しないので、現時点ではどうしても優先順位が下がってしまうときがある。
古澤
学校に来てない=SOS。それに気づくのもこっちの仕事。
江部
まとめると、障害児の"つなぐ先"とは何か。
"つなぐ先"とはこれならここの窓口という共通認識のこと。支援者らがそれを共有し、間違いのないようにしたい。サービス等利用計画の対象にはならないが、丁寧な対応が必要な子は支援センターへ繋いでいる。また、総合支援学校で行っているためか、まかろんと関係ない母の意見も集まる(区分6でも2種類ある。重度身体障害(医療を伴う)と重度行動障害(自閉など))。区分6の人の行き場が必要か。
貝瀬
湯沢町はH26に小中一貫校ができた。H27には認定こども園も設置して子供の教育が1か所になる。障害児や発達障害を持つ子の支援体制の整備が進められている。
小林
町全体でどういう体制が必要か、湯沢町部会で話し合うのがいいと思う。
江部
湯沢町で障がい児の相談をどうつなげるかのマニュアルを作成するときは自立支援協議会メンバーを呼んでほしい。
古澤
湯沢町は保健師の体制が整っているので協力してもらうべき。
星野
移動手段が少ない。サービス管理責任者を担えるような人材が少ない。
家族にも教育が必要だと感じる。生活介護も就労Bも一緒のとんとんの仲間という認識下でやりたいけど、母たちの確執がある。計画相談の時は、アセスメントを共有しながらセンターと連携できれば、センター職員の手間も省けるのではないか。とんとん職員が日々感じていることを相談支援センターに情報発信してお手伝いしていきたい。
江部
障害児支援施設も、医療と連携していないと入所希望者のニーズが満たせない。長岡療育園のような医療連携の施設が南魚沼圏域にない。今病院にいる人も、退院後の行き場がない。
堀口
児童のニーズが多いのに受け皿が少ない。地域移行をどうやってしていくか(病院⇔地域)。障害者に提供しているサービス内容の質を高める必要がある。そのためには相談支援専門員の数と質が大事。
江部
まとめると、
1.資源
2.児童の支援の仕組み
3.支援員のスキルアップ
4.相談員の数
すぐにできそうなのは3のスキルアップ。アセスメントの研修会を保健所が主催する。
堀内
まだ募集している。保健師の参加も可。
堀口
アドバイザー事業も随時受け付けている。
江部
児童発達支援センターとは何かという会を開くのもいいかもしれない。子ども部会にも伝える。関係者が全員出席して情報を共有するのが大事。
3 その他
次回は10月14日(火)AM~
サービス等利用計画の進捗状況を報告する。

南魚沼市:第4期障害福祉計画のアンケートについて
8月1日に発送し、250部くらい回収。身体・盲人・精神などの家族会でニーズを把握する。9月の早いうちに1回集計したい。11月の全体会でまたアンケート結果を発表できればと思っている。