平成26年度 第3回子ども部会 議事録

会議名 平成26年度 第3回子ども部会
場 所 南魚沼市ふれ愛支援センター 2F大会議室
(南魚沼市坂戸399-1 銭淵公園脇)
日 時 平成26年10月15日(水) 13:30~16:00
参集者
新潟県南魚沼地域振興局健康福祉環境部 堀内 地域福祉課課長代理
南魚沼市教育委員会 北島 特別支援教育主事
南魚沼総合支援学校 田村 教務主任
南魚沼市福祉保健部子育て支援課 高橋氏
南魚沼市保健課 貝瀬 保健師
南魚沼市福祉課障がい福祉係 久地浦 主任
魚沼圏域障害者地域生活支援センターかけはし 舘川 専門相談員
魚沼圏域障害者地域生活支援センターみなみうおぬま 堀口 専門相談員
まきはたの里 堀 副施設長
新潟いなほの会 勝又 副代表(部会長)
相談支援センターみなみうおぬま 江部 施設長(事務局)
議題
  1. 学童保育見学の報告
  2. 1から見えた課題についての協議
  3. その他
記録
1 学童保育見学の報告
北辰クラブ(貝瀬、江部)9月24日訪問
  • 建物はプレハブ+体育館+グランド。学内の施設利用可能。冬場の活動が課題か。
  • スペース狭く、にぎやか(ややうるささを感じる)だったが、指示は通る状況があった。
  • 69名の児童、支援児が4名在籍
  • 学校との連携に関しては小学校と幼・保の会議に学童スタッフも参加している。
  • ワンフロアに「静」と「動」が混在 → 支援が必要な子がいる時の対応は大丈夫か。
  • 利用者が多く、ランドセルを置くスペースがない日
六日町クラブ(久地浦、舘川、堀口)9月26日訪問
  • 当日は誕生会が行われていて、普段よりかなり静かで落ち着いていた。
  • プレハブ(広さはふれ愛支援センター大会議室程度)。防音材なくハウリングひどい環境で想像を絶する空間。隠れる場所なく、クールダウンや休憩の場所もなし。
  • 利用者は60名越え。支援児が8名いるが、環境的にはきついか。
  • 支援者も大声を出さないと話ができない状況。あまりにも声が通らないのでメガホンを使用している。
  • 男子トイレの扉がない。中でトランプをしていたことがあってから、所在確認のためはずされたらしい。棚も解放状態になっていて、プライバシーへの配慮はない。
  • 洗面所のコップの配置も衛生的に疑問
  • マニュアルの配置はあるが活用されていない様子。
  • 利用している児童に利用の感想等をうかがった時もうるさい環境に関しては認識しているような反応があった。
なかよしクラブ(大巻小:木村、久地浦、堀、江部)10月1日訪問
  • 築3年程度ということもあり、キッチンやクールダウンスペースなどがきちんと確保されている。休憩できる部屋は外からののぞき窓もあり、細かいところに配慮あり。広さも利用児童に合わせて適当。
  • 利用者は25名。支援児は1名。グレーゾーンの子は1名。
  • 屋外の遊具やグランドの使用も可能。
にこにこクラブ(五十沢小:堀内、堀、堀口)10月2日訪問
  • アルプス電気の工場跡。晴れている日は外遊び可。
  • 契約40名(通常の放課後利用:26名程度)。女子が多い。
  • 支援者は4名。管理者は五日町の学童はじめ3つの学童保育を経験した方。
  • 支援児は染色体異常の子が1名。手探りで対応中。
  • 多動の児童が男女各1名
  • 5年生の男子が不定期で利用。同級生との交流なし。下級生への対応が威圧的。
  • 児童クラブの玄関が荒らされていたエピソードの時、小学校の対応に連携の課題を感じたとのこと。
2 1.から見えた課題についての協議
まかろんについて(まきはた堀さんより)
  • まかろんは現在定員25名に対して50名の契約。平均で夕方22名、朝は12名の方が利用。今年の夏は調整して一日当たり25名程度利用していただいている。
  • 今まで障がい児の支援がなかった分ニーズが生まれた感あり。
  • まかろんと学童(六小クラブ)を併用している方は2名。うち1名は1年生から利用。4年生になったら学童の受け入れはどうか心配。
  • 学童との関係で、北辰小に2人いたが、2人ともまかろん利用中に成長、今振り返ると、本人たちの成長のスピードや幅によっては気づいた時には学童を使えなくなっていることがあるので、このあたりの見立ては課題か。
意見交換
  • 今回の学童保育の環境から、支援児が実際に利用している中で支援者の困難さも感じた。学童への障がい児の利用ではなく、ニーズの住み分けとして放課後等デイの立ち上げを検討しては。
  • 学童訪問を行った結果として、障がい児の受け入れについては学童ごとに格差があるため、この是正を子ども・子育て支援新制度の中での学童の変更点も踏まえ環境向上を要望していく方が今回の活動のつながりからしてもよいのでは。
  • 個別化が必要な障がい児への対応をどう行っていくか。ニーズで切り分けてもよいのでは。
  • 集団のスキルアップの提言や本当の困り感が抽出されてからでも事業の立ち上げはよいのでは。
  • 学童保育についてはガイドラインが省令で示され、今年中に条例になる予定。内容としては1部屋の人数はおおむね40名とすること、1人当たり1.6㎡以上の面積を確保することなどが規定される。
  • 大人数になってしまった学童については分割を検討。北辰クラブは今の施設の脇に浄化槽を壊して新しい施設を設置予定。六小クラブは野の百合保育園にプラス30名受け入れを行う予定。またダイヤパレスの中にタンポポハウスという託児所あり。こちらが平成28年に坂戸に認可保育園を作り、移転する予定で、空いた後を40人規模の学童保育クラブとして委託する予定。来年度は、学校に多目的室を一年間貸してもらうように要望する。
  • 当面のこの子ども部会の活動として、事業の立ち上げの提案というところまで行くのは拙速すぎる感あり。現在の市内の障がい児支援の地域診断や学童の提案などから始めていった方がよいのでは。地域診断がリーフレットにもつながるのでは。
  • 障がい児の相談は最初に相談したところの対応で決まってしまう感あり。そこの対応によっては「もう相談したくない」と思ってしまうかもしれない。
次回へ向けての取り組みについて
  1. 今回の訪問を踏まえ、障がい児の受け入れも含めた学童保育の質や環境の向上、施設整備を提案する要望書の提出(作成担当:久地浦 → 作成後MLで周知)
  2. 障がいがある子へのサービス表を作成
    (ポストイット等を利用して、グループワーク的に実施)
    → 模造紙、ポストイットの準備担当:事務局
3 その他
今後の障害児支援のあり方検討会の内容について資料を使って江部から説明
 次回:1月21日(水)13:30~ ふれ愛支援センター大会議室