平成27年度 第2回日中活動部会 議事録

会議名 平成27年度 第2回日中活動部会
場 所 南魚沼市ふれ愛支援センター 2F 大会議室
(南魚沼市坂戸399-1 銭淵公園脇)
日 時 平成27年9月29日(火) 10:00~11:30
参加者
南魚沼地域振興局地域福祉課長代理 井口哲亨
南魚沼総合支援学校教諭 進路指導主事 庭野美奈子
魚沼学園 児童指導係長 佐藤由香子
南魚沼市教育委員会 指導主事 北島豊
あさひばら サービス管理責任者 高橋智之
工房とんとん 理事長 黒岩秩子
セルプこぶし工房 生活支援員 田中瞬
マイトーラ 支援計画係長 廣田雅子
障がい者就業・生活支援センターあおぞら 主任就業支援ワーカー 高橋みゆき
南魚沼市身体障がい者協会 六日町地区代表 南雲進二
手をつなぐ育成会 理事 中俣マサ子
相談支援センターみなみうおぬま 相談員 青木真弓、上村留美子
まきはたの里(日中活動部会長)サービス管理責任者 堀篤志
魚野の家(日中活動副部会長) サービス管理責任者 中澤富之
湯沢町福祉介護課 貝瀬主事(事務局)
南魚沼市役所障がい福祉係 小林係長、平賀主任(事務局)
議題
  1. 直B経過措置終了後の今後の対応について(経過報告・協議)
  2. 日中活動「かわらばん」情報更新
  3. 南魚沼圏域の同行援護・行動援護サービスについて
  4. その他 次回開催予定
記録
1 直B経過措置終了後の今後の対応について(経過報告・協議)
平賀
資料№1の「B型事業利用の流れ」について、前回の部会でお見せしたものから変更した点があるので説明する。
 
  1. 前回は4月始まりだったが、就労アセスメントの時期が後期(10月以降)の実習中と決まったので、6月始まりに訂正している。
  2. フローチャートに出てくる関係者が利用者、市・町、相談支援事業所、就労移行支援事業所の4つだったが、そこに児童相談所を追加している。
  補足:児童相談所の動き。18歳未満の利用希望者に対して保護者・本人と来所面談を実施。 次に、流れに沿って説明していく。
 
  1. 8月・9月で申請書類の提出がある。資料№2~7として実物を配布しているので確認してほしい。
  2. 10月中の相談支援事業所の欄に利用者に対してサービス等利用計画を交付とあるが、同時に市・町に対しても計画を提出してもらう。なぜなら、本来の流れで利用者が自分で市・町に提出することになると、書類の提出遅滞が見込まれるので。
  3. 11月の就労移行支援事業所でのアセスメント日数を『3週間の実習期間で概ね10日程度』としている。ただし、個人ごとにサービス担当者会議で検討して日数の増減を可能とする。(例:3日など)全員が受給者証の特記事項に『支給決定期間のうちx日を就労アセスメント期間とする』など実際のアセスメント日数を明記する。
  補足:今回の南魚沼市立総合支援学校の実習は11/9~12/4。就労移行支援は同じ期間を支給決定する。その内の何日かを就労アセスメントにあてる。
小林
18歳未満の児童は児童相談所での判定が必要だが、何日の時点で18歳になっていればよいのか。基準日を教えてほしい。
平賀
児童相談所とも確認をとって後日報告。
確認結果:利用者が通う学校の後期実習の初日(=支給決定期間の初日)を基準日とする。
井口
18歳未満の支援学校の学生以外の方はどういう流れで直Bになるか。
中澤
現在であれば通常は18歳になるまで待ち、就労移行支援を経験させてから就労継続支援B型を支給決定する。
高橋
中学卒業後、直Bでご利用されたご利用者様はいる。
庭野
小出特別支援学校にも今回の部会で話された直Bの流れを情報提供して良いか。
小林
良い。逆に、小出からも情報をもらいたい。
庭野
最後に、今年度の南魚沼市立総合支援学校2名の進捗状況について。湯沢町の1名は既に申請書類をすべて町に提出済み。資料№1上では10月上旬のところまで終わっている。南魚沼市の1名はこれから書類をそろえる段階で、資料№1上では8月のところである。
 
2 日中活動「かわらばん」情報更新
資料の日中活動かわらばんについて。完成版ではなく、今日この場で最新の数字を確認して後日正しいものを送付する。
かわらばん表から確認。
友の家(地活):すでに最新の数字をもらっていて、資料の数字で合っている。
黒岩
工房とんとん(生活介護):資料の数字で合っている。定員6名だが、休む人がいて3名しかいない日もあるので曜日によっては受け入れ可能。
まきはたの里(自立訓練・生活介護):資料の数字で合っている。( )内の数字はショートステイ利用者がいる時。休業は土日と三が日で、お盆、GWなど祝日も営業している。生活介護の登録数減ったのは入所になったり、別施設へ移ったりしたため。
廣田
マイトーラ(生活介護):登録者数16名、利用平均6・7名に訂正。ショートステイは日に平均2・3名利用あり、多いときは5床満床となる。
次に裏面の就労サービスについて。
高橋
あさひばら(B型):退所1名で登録者25名になった。サービスPR欄の文字がはみ出ている部分は訂正してもらえればと。
黒岩
工房とんとん(B型):資料の数字で合っている。
中澤
魚野の家八幡(移行・B型):移行の人がB型に移り、移行7名とB型37名。
魚野の家浦佐(B型):変化なし。
田中
セルプこぶし工房:移行は1名減った後に1名入り、数に変わりなし。8月はお盆がありB型の利用平均25名くらいだったが通常は27名ほど。移行の方2名が就職すれば空きが出る見込み。
中澤
次に、資料「南魚沼地域 日中活動(就労系)サービス量と利用希望者数推移」について。右の棒グラフは日中活動利用予定希望者の推移。H29年にピークをむかえ、H30年ごろには下がる見込み。地域としては定員を超えないような見通しがたっている。右下のグラフを見ると、利用実績は定員を上回っていない。
 
 これまでの流れでコメントをいただきたい。
南雲
魚野の家は精神障害の利用者が主である。肢体不自由の人が使える施設がもっと増えればいいと思っている。
中俣
障害者の家族が高齢化していると感じる。医療とつながっていないとだめな人は出かけられない。重心の受け入れ先が圏域内にあればと思う。
青木
医療行為がある人は圏域内で受入れ事業所はなし。長岡療育園は歩ける人は断られる。ぜひこの圏域で検討してほしい課題である。
長岡療育園もショートステイの利用希望があふれていると聞く。
佐藤
魚沼学園・更生園は新しくなってショートも精力的に受入れている。成人で南魚沼から来ている方もおり、この圏域で何とか受け入れ先を作っていただきたい。
庭野
生徒の卒業先は通所できるかどうかが一番ネック。市バスは施設の玄関近くまで入ってくれるようになったので安心している。あとは行き先がない子たちの問題がある。(市バスに乗れない、重心、B型が難しい、グレーゾーン、不登校など)そういった子たちの受け入れ先ニーズもあると伝えたい。
小林
南魚沼市の障害福祉計画では生活介護、就労継続支援B型、自立訓練が増える見込み。マイトーラが定員数まで受け入れる状態にいつ戻るかなど、具体的な数字を把握して考えていきたい。
こういった要望をとらえて、各事業所などがどう受け止めてやっていくかを次回以降の部会で話していくこととする。
 
3 南魚沼圏域の同行援護・行動援護サービスについて
小林
数としては多くはないが、同行援護・行動援護のニーズがある。社会福祉協議会に検討してもらいたかったが、今日は欠席。
南雲
今はそういったニーズも居宅介護の中で対応しているのではないか。事業所体制がないからニーズが出てきていない。
小林
体制をつくるには事業所が同行援護・行動援護の指定をとる必要がある。
同行援護・行動援護を行うためには、サービスの提供時間に応じてサービス提供責任者を配置しスタッフは県の指定する強度行動障害支援者従事者研修を受講する必要がある。まきはたの里においてサービス開始の予定はないが、事業所が取得できる重度障害者支援加算(Ⅱ)等の加算要件にもなるため今年度より同研修への職員派遣を行うこととしている。
小林
今後圏域でのサービス開始について、この日中活動部会で検討していきたい。
 
4 その他
次回開催予定は12月。H28年の障害者差別解消法施行に向けて、合理的配慮について話し合う予定。今回話題に上った事柄(ニーズ)について、地域の状況を踏まえたうえでH28年度へ向けた各事業所が考える合理的配慮を持ち寄っていただければと思う。