平成27年度 第3回日中活動部会 議事録

会議名 平成27年度 第3回日中活動部会
場 所 南魚沼市ふれ愛支援センター 2F 大会議室
(南魚沼市坂戸399-1 銭淵公園脇)
日 時 平成28年1月15日(金) 13:30~15:10
参加者
南魚沼総合支援学校 田村 推進室室長
南魚沼総合支援学校 庭野 進路指導主事
あさひばら 高橋 サービス管理責任者
工房とんとん 森山 管理者
ドリームハウス 井口 施設長
セルプこぶし工房 田中 生活支援員
マイトーラ 廣田 支援計画係長
相談支援センターみなみうおぬま 村山 相談員
相談支援センターみなみうおぬま 南雲 相談員
まきはたの里 堀 サービス管理責任者(日中活動部会長)
魚野の家 中澤 サービス管理責任者(日中活動副部会長)
湯沢町福祉介護課 貝瀬主事(事務局)
南魚沼市役所障がい福祉係 小林係長(事務局)
南魚沼市役所障がい福祉係 平賀主任(事務局)
議題
  1. 直B経過措置終了後の対応について(経過報告)
  2. 各事業所の定員・利用状況について
  3. 事業所が考える合理的配慮について
  4. その他
記録
1 直B経過措置終了後の対応について(経過報告)
平賀
各支援者皆様のおかげで就労継続支援B型の正式利用に向けたアセスメントのための就労移行支援事業の利用は終了した。事業所からは魚野の家(南魚沼市1名)、セルプこぶし工房(湯沢町1名)ともに4月1日からの就労継続支援B型事業の利用については妥当という評価をいただいた。
来月に本人及び関係者による会議を経て正式に就労継続支援B型事業の利用につなげたいと考えている。前回の会議でアセスメントのための就労移行支援事業を利用するにあたって利用者が18歳未満の場合、児童相談所での面談が必要になるとお伝えさせていただいたが、南魚沼総合支援学校、小出特別支援学校ともにそれぞれ後期実習の開始日をもって18歳か否かの判断基準とさせていただくことに決定した。来年度以降も学校側の実習期間が決定した段階で、対象者が何人いるかどうか自立支援協議会等で報告していただきたい。
貝瀬
湯沢町は11月に就労アセスメントを実施した。12月のケース会議をもってアセスメント結果の確認を行い、就労継続支援事業B型の利用が妥当であるという結論に至った。再度就労継続支援事業B型の申請をしていただき、1月か2月に計画作成、その後支給決定で4月1日から直B利用開始となる。来年以降の直B予定者の進路の相談は、早めにしていただき関係機関と調整して対応したい。
庭野
南魚沼市の方の就労継続支援B型申請書の提出のタイミングはいつか?
平賀
2月に実施予定の実習振り返りとサービス等利用計画案の確認会議の際にご記入 いただく。
庭野
来年の直B予定者は、南魚沼市総合支援学校で1名。小出特別支援学校で1名の予定となっている。
田中
セルプこぶし工房では、アセスメント期間として10日間の就労移行支援事業を利用していただいた。
中澤
魚野の家では、本人の負担感を考慮し、就労移行支援事業を利用する前の担当者会議にて5日間とした。アセスメント報告様式も以前用いていたものを利用し、スムーズに対応できた。
 
2 各事業所の定員・利用状況について
かわらばんについては、状況に変更が無いため今回の更新は無し。
中澤
別紙資料にて説明。日中活動(就労系)のサービス量と利用希望者については、12月の利用実績を数値・グラフ化し、今後3年先の未来予測を示したもの。利用の傾向としてはB型は定員に対しやや余裕(空き)のある状況。日中活動(就労系)利用希望者推移及び既存サービス量の関係(累計)については、年間の新規利用者数を5名から8名に修正した。魚野の家の就労移行支援事業については、定員を10名から6名に変更したが、利用ニーズがあり具体的に示していただければ、早めの定員変更等の対策が立てられる。
小林
セルプこぶし工房と魚野の家の今年の就労実績を教えて欲しい。
田中
実績2名、準備している方2名。実績2名の内訳は、就労移行から1名。B型から就労移行へ変更し就職につながった方が1名となる。
中澤
魚野の家は就労移行から就職実績1名。B型から就職実績1名。3月1日に就労移行から就職予定が1名となっている。
森山
とんとんからは2名の方が就職につながった。
高橋
あさひばらでは、就職につながる可能性が高い方が1名いる。
情報提供として3年後の見直しで障がい者雇用の法定雇用率が引き上げられる。そのことに伴い就職のチャンスが生まれる可能性がある。
小林
今年度の卒業生の進路は、ほぼ決定したか?
庭野
一般就労は3名。さらに1名希望者がいる。ぎりぎりまで実習に取り組む予定。
福祉施設への利用者については、調整の段階。
小林
本日資料の定員の状況等を確認したうえで、学校側として今後の卒業生対応についての不安や意見等はないか?
庭野
高等部の生徒が少なくなる傾向にある。
田村
南魚沼市・湯沢町の特別支援学級にいる生徒が全て総合支援学校に来るとなると、16~17名となり教室の受入れが大丈夫かなと心配していたが、入所案内をしたところ特別支援学級に在籍したが、普通高校を希望するという方が半分位いた。2次募集で来る可能性はあるが、今の段階では分からない。
庭野
普通高校に進学した生徒がスムーズに企業に就労できればよいが、それが難しかった場合、最終的にサービスを希望するとなった場合、突然話が来るのかなと思うがその数は読めない。
 
3 事業所が考える合理的配慮について
既に報告いただいた事業所については、補足等をしていただき、その他の事業所で 現在考えていることがあればお話しいただき、情報共有をしていただきたい。
ケアステーション魚沼
今まで週2回ふれ愛支援センターまでの拠点送迎を行っていたが、重心の方に一部ドアtoドアの送迎を開始した。
まきはたの里
通所者が通えるスペースの確保と感染症予防のため、入所居室の引越し(10部屋)を行い通所者の受入れを拡大する。
重度の自閉の方、強度行動障がいの方に対応できるようにスタッフを研修に出し、対応できる職員を増やしている。
B型事業所の利用が難しい方に、自立訓練事業拡大に向けての積極的な活動。
来所が無理なら、出かけて行って活動するという形も開始している。
総合支援学校の卒業生に対し、まかろんで一時的な緊急措置として受け入れることを南魚沼市と検討中
まかろん卒業後の利用ニーズも含め、法人内で新規事業所の検討を行っている。
マイトーラ
重心の方、高次脳障がいの方について可能な限り受入れを考えており、今後2名の受入れ見込みとなっている。
医療行為が必要な方の受入れについては、訪問して様子を確認し相談させていただきたい。
現在、施設の設備上生活介護サービスは1階で実施しているが、2階の支援室のスペースを利用したいと考えている。
年間を通じての利用希望があれば、時間指定や半日等の受入れについても検討していこうかという段階。
魚野の家
(原則は個別支援計画書に基づく)
絵や図や写真を用いて「視覚化」「マニュアル化」(知的・精神障害)
作業用「自助具」開発(知的障害)例:封筒のシールもそこにしか貼れない仕組み
大きな字で表現(視覚障害)
階段には「手すり」(身体障害)
要望に応じてトイレを洋式に改修(精神薬+下剤: 高齢の精神障害)
環境の構造化 壁の仕切り等(発達障害)
八幡: 静養室や作業室 静かな環境の確保(精神障害)
(課題)
送迎支援(利用者の高齢化)通所の配慮
魚野の家うらさの作業スペース環境の限界(狭い、バリアフリー化)
セルプこぶし工房
ご本人が視覚過敏のため、クリスマスツリーの電飾が苦手という訴えがあったため、本人に確認をしながら、また他のご利用者にも説明を行いクリスマスツリーに一時的に目隠しをして対応する。
聴覚障害の人が他の利用者と手話で話をしたいという訴えがあったため、自治会にてご利用者に説明を行い、朝会時に手話の勉強の時間を取ることで対応する。
今後については、ご利用者がどのようなことを求めてくるのかによって、柔軟な対応を事業所としては考えていきたいと考えている。
あさひばら
施設のバリアフリー化、車椅子用トイレの整備。
湯沢町へお願いし、職員向けの勉強会の実施。
工房とんとん
作業スペースが手狭なため、ロビーや玄関スペースを工夫して活用している。
発達障がいの方への視覚支援。
車椅子で通所される方について、JRへの協力依頼。
ドリームハウス
市民バスが施設前に停車してくれることになった。
以前は知的障がいの方の利用が多かったが、最近は精神障害の方の利用も増えてき た。今後職員の研修等を重ね、精神障がいの方の受入れ拡大に取り組みたい。
相談支援センターみなみうおぬま
相談員数が増加し、地区担当の仕組みに戻した。
指定特定相談支援事業所としてマイトーラ、まきはたの里が追加されたことで、基本 相談に重点を置き取り組んでいる。
相談員の質を上げるために、勉強会の実施と研修会への参加を行っている。
地活Ⅰ型についても施設内で少し横になれるスペースを確保して対応している。
南魚沼市総合支援学校
特別支援教育推進室として、啓発活動や要請があった時に相談に乗ってきた。
普通学校の先生方、支援学校の先生方も、先々の不安が多い。できることの啓発と学校とのつながりを作っていきたい。
湯沢町 福祉介護課
障がいの理解普及啓発のため、理解促進研修・啓発事業の立ち上げ
認知症、知的、精神障がい者の権利擁護のため、成年後見制度普及啓発事業の立ち上げ。
職員及び社会福祉法人を含めての勉強会の実施
南魚沼市 福祉課
障がいの理解普及啓発のため、理解促進研修・啓発事業、意思疎通支援事業の立ち上げ。
同行援護、行動援護サービスの提供開始に向けて事業所へ依頼中
聴障者とのコミュニケ―ション支援アプリの活用(福祉課窓口にタブレット設置予定)
1月14日に職員を対象とした障がい者差別解消法の研修を行った。
共通課題
環境、スペースの有効活用
地域課題でもある送迎・移動の課題。
事業所側の研修、支援者の質を上げる。
4 その他
2月6・7日に南魚沼市雪まつりにてカレーうどん、かけうどんの販売を行う。(魚野の家)
2月20日のしおざわ雪譜まつりにてチャーシュー麺の販売を行う(セルプこぶし工房)
2月13・14日のスペシャルオリンピックスに向けた対応を行っている。
期間中スノーシューイングの体験も行える。(総合支援学校)
自立支援協議会の第2回全体会を2月23・24・25日で調整中